「プレバト」という番組が2014年7月24日に放送された。毒舌口調の教師が、著名人たちの俳句能力を吟味するものだが、誰に対しても本当に手厳しい。凡人のような俳句に対し、10点しか与えないという、容赦のない採点ぶり。
その上、相手が言い訳をすると、”うるさいっ!”と叱咤する辛口な態度を示した。しかし、1位の俳句には、素直に褒め、惜しい点も指摘していた。相手を思い上がらせるのではなく、釘をさすところも憎らしい。着物を着用していたので、余計にそれらしく見えてしまう。
だが、たかだか俳句で、そこまで力を入れる必要があるのか、疑問視されるところ。リスナーも俳句教師に負けじと、1位を獲得した著名人に対して、辛口を言っていたくらいだ。
トータルに見て、ランキング形式にするほどのネタがあるとは感じられなかった。そもそも有名な人に、俳句能力があるのだろうか。俳句教師とリスナーが交互に、挑戦者たちに対して、毒舌口調でまくし立てているようにしか思えない。リスナーのウケ狙い的な辛口は笑えるが、俳句に興味のない人にとっては、全く知識にならないところ。
次のコーナーの花瓶のセンスを問う催しの方が、楽しめられるように感じられた。手間はかかるが、なかなか笑える作品もあった。