物議をかもし、大物が亡くなった大相撲九州場所

平成27年度の最終を飾る大相撲九州場所(福岡場所)は昨日、モンゴル横綱の白馬富士が優勝した。 この場所はいくつかの話題と大きな出来事があった。

先ず、本場所10日目の横綱・白鵬と栃煌山の決戦に、横綱が「猫だまし」という手を繰り出したのである。 猫だましとは、立ち合いの時に両手でバチン・・!、と目の前で手音を鳴らし、相手が面食らったときに咄嗟に自分に具合よく攻めの姿勢を取ることが出来るのである。 


この時、、面食らって突っ込んでくる栃煌山に対し横綱は身体をヒラリと変わし、そして更に、土俵際で慌てて振り返る栃煌山に対し再び猫だましの手を使ったのである。 そして、難なくそのまま寄り切ると、ニヤリと笑って栃煌山の胸の辺りをポンと叩いたのである。

此の妙手に対して、部屋に戻った横綱・白鵬は「実に上手くいったと」と悦に入り、報道陣の前でも猫だましの手を真似て見せていたが、其処では横綱・白鵬一人が盛り上がっていたとされている。

一方、此の妙手に対して場内ではブーイングが盛んに出ていたし、当時の土俵を見ていた藤島審判部長の元大関武双山が、「まさか、というのが実感だよ、どう云う意図かしらないが此の決まり手は普通は小兵が奇襲を欠ける時にやるもので、横綱、而も実力随一の白鵬がやる手ではないだろう、お客さんはガッカリしたろうね」と言って吐き捨てた。

又、横綱の経験を充分に踏んだ現在の北の湖理事長も、「横綱がやるなんて、前代未聞だよ」と切り捨てた。 此れ等の批判的な風潮に影響されたのか、その後の白鵬は全く精彩を欠いてしまい、13日目より3連敗し優勝は白馬富士に持ってゆかれたのである。

そして、此の白鵬の決まり手の一件を批判的に見ていた大相撲の元横綱で、現在の日本相撲協会の理事長である北の湖親方(小畑敏満:おばた・としみつ氏)さんが、20日に福岡市内の病院で急死した。 享年62歳だった。 ご冥福を祈る。

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