「北の国から」の伝説のテーマソング創作秘話をさだまさしが語る

8月29日深夜(正確には明け8月30日)のNHK「今夜も生でさだまさし」は、NHK釧路放送局からの放送だった。釧路と言えば当然北海道の都市である。北海道と言えば、さだまさしがテーマソングを歌った伝説のドラマ「北の国から」の舞台であることは言うまでもない。とは言っても、本来の舞台となった富良野と釧路は、200キロ離れているのだから、同じ舞台と言い切るのはおかしいと言えばおかしいのかも知れない。実際番組中にさだまさしも「北海道の人はズルい。函館の人も根室の人も稚内の人も、みんな北海道というくくりで喋るけれど、距離は茨城と大阪よりあるんだから(笑い」と語っていた。

それはともかく、一応は同じ北海道ということで、ゆかりのある歌として、さだまさしは「北の国から」を番組中に歌うことになったのだが、北の国からのテーマソングがどうして歌詞がないスキャットもしくはハミング形式の歌になったかを、歌いながら説明していた。結論を言えば、脚本家の倉本聰と共に、「これには歌詞がない方がいい」という意見で合致したからだそうだ。しかしながら、当然制作・放映局であるフジテレビからは、「歌詞を付けてください」と懇願された。そこで2人は話し合い、「ヒット曲など狙うもんじゃない!」「フジテレビには屈しない!」と更に団結したとのこと。

さだまさし曰く「この歌がこれだけ長く愛されるのは、歌詞がなかったことで、時代性を超えたから。どうしても歌詞があると、その年代を想起させてしまう」と述べていたが、確かに大自然の雄大さを感じさせるメロディに、意味のない歌詞の羅列が、ドラマの数々のシーンと連動して感動を呼び起こす作用をしているように思える。逆に言えばあの時、2人が制作側に屈していたら、今、テーマソング「北の国から」はどういう扱いになっていたのだろうか?IFは所詮仮定でしかないとしても、かなり気になる話ではある。

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